エネルギー管理士③エンタルピー
大学時代に理解できない概念でした。
なぜ理解できないか今考えてみたら、何に使えるのかよくわからないということが1番だったかもしれません。
式を見てみましょう。
H=U+PV (ただし等圧過程に限る)
H: エンタルピー
U: 内部エネルギー
P: 圧力
V: 体積
熱力学第一法則がU=Q-PVだったので、熱量Q=U+PVとなり、H=Qとなってしまいます。
それじゃあわざわざエンタルピーなんて特別な名前で定義する必要ないんじゃない?という疑問を解消できないまま授業が進んでしまったので、苦手意識が最後まで残っていました。
今調べたら、定義しておくと何かと便利だから、という理由なようです。
他にも理由があるかもしれませんが、ひとまず便利屋さだけ理解することにしました(つーかこれが限界)。
エンタルピーは「等圧過程において系に与えられた熱量に等しい」と定義されました。これは、等圧過程であれば化学反応での反応熱とも等しいということとのことです。
なるほどエンタルピーは化学反応と仕事を結びつけられるのね、と今なら分かりますが、当時の私にはそこまで思いを巡らせる理解力も意思もありませんでした。